代表者挨拶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもお世話になっております。

2022年度も一時期はコロナウイルス感染拡大もあり、その影響は少なからずあったものの、その対応への意識も浸透し、安心、安全を十分に勘案し、練習、対外試合、公式戦等を含め、新型コロナウイルス出現前のレベルに近い活動を行うことができ、皆さまのご協力に感謝申し上げます。

特に、この春に卒団した6年生にとっては、この3年間は制限がある中での活動でしたが、やっと2022年の夏に初めての合宿を開催することもでき、みなみ野サッカークラブでの経験を今後のサッカー活動や生活に活かしてくれるものと信じております。

東京都八王子市のみなみ野の地を中心に10数名の部員と数名のコーチで立ち上げたみなみ野サッカークラブは、小学1年生から6年生まで約100名の部員とともに、ボランティアコーチ、そして保護者の協力で、2023年には25週年を迎えることになります。みなみ野サッカークラブは、保護者による運営、指導資格を有する多くのボランティアコーチによる指導で、目の前の勝利にこだわらず、子供たちの「個」の成長を願い、“Players First”で、小学年代の経験を次の育成年代、将来につなげることを理念として、子供たちとともにコーチも常に勉強しながら(時には、子供たちにいい環境を与えるための試行錯誤も繰り返しながら)、チャレンジしていくという指導方針を設立当初から継続しています。そして、子供たちにも、前向きにサッカーに取り組み、積極的にチャレンジする姿勢を養う。個々の技術(スキル)の向上をはかるとともに、多くの選択肢をもち、自分で判断し考えることができるように指導しています。加えて、自分に関わるすべての人をリスペクトする精神を養うことを重視しております。

2013年には、当クラブ出身のプロ選手も生まれ、また、最近では、Jリーグチームの下部組織で活躍している選手も増え、それにもまして、中学、高校、大学で、また社会人として、多くの卒団生がサッカーを続け、またサッカーを楽しんでくれていることはうれしい限りです。また、みなみ野サッカークラブで初めてサッカーを子供たちと経験することになったボランティアコーチの方々も、コーチをやめてもO-40O-50O-60のカテゴリーでサッカーを楽しんでいただいています。

また、2011年以来継続してきた被災地交流事業(石巻のサッカークラブとの交流事業)も、2022年度で最後の年となり、一区切りとなりましたが、みなみ野サッカークラブが石巻の数多くの子供たちをホームステイで受入れ、サッカーを通して交流を進めていただいたことに対して、東京都から感謝状が授与されました。これからも、石巻のサッカークラブとの交流は継続していきたいと思います。

最後になりますが、八王子だけでなく、多くのクラブで少子化の影響を受け、統廃合も進んでいる中、みなみ野サッカークラブとしても、今後を見据えた対応を始めなければならない時期に来ているのも確かです。これについても、保護者の方々、また、近隣のサッカークラブ、八王子サッカー協会等とも連携を取りながら、サッカーを楽しむ子供たちを増やしていけるよう検討を進めていく予定です。

2023年度も、サッカーだけに限らず、地域の皆様を含め多くの仲間を増やしていきたいと思いますので、今後も、皆さまに多分にご協力、ご支援をいただくことになりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

20234

みなみ野サッカークラブ

 

コーチ代表 上嶋 康秀